風邪が教えてくれたレース終盤失速の原因 [体調、コンディション]
目標にしていた昭和記念公園トライアスロンが無事に終わり、ほっとすると同時にがっつり夏風邪をひき、ほぼ2週間なんのトレーニングもできない日々が続きましたが、けがの功名と言いますか、おかげで気づいたことがあります。
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■レースの腹痛の原因を特定!
レースレポートで書きましたが、この間のトライアスロンではバイクを終えて最後のランの後半に、みぞおちの辺りにさし込むような痛みが起こり、ペースダウンを余儀なくされました。
これ、一昨年のトライアスロンでも同様のことがあったんです。
ランニング中の腹部の急な痛みについては、色々と議論がなされています。
また痛くなる部位(みぞおち、右脇腹、左脇腹など)によっても原因が異なるようですし、解明されていない部分も多いようです。
で、私の場合はレース翌日にみぞおちの上の肋骨周辺が筋肉痛となりました。
いわゆるクランチやアブローラー(腹筋ローラー)で筋肉痛になる部分(腹直筋)よりもう少し上の部分です。
このことから、レース中のさし込みは内臓からくるものではなく、このあたりの筋肉が引き攣ったことによるものだろうと推測しました。
で、それに該当する筋肉というのが、横隔膜!
横隔膜と言えば、呼吸をつかさどるドーム状の筋肉ですよね。
つまるところ、オーバーペースによって呼吸が追いつかなくなり、横隔膜が懸命に上下のピストン運動をした結果、なかば攣り気味になってランニング中にみぞおちに痛みが走り、翌日はそこが筋肉痛として現れたのかな、と考えました。
しかし、横隔膜の筋肉痛と言われても、いまいち確信が持てませんでした。
筋肉痛は表から触ってすぐにわかるぐらいの場所だったので、横隔膜ならもっと奥が痛いんじゃないのか?いまいち経験がないから分からない…という感じでした。
■激しい咳が教えてくれた?
で、この度風邪をひいて途中から激しい咳に苦しめられました。日中はあまり出ないのですが、夜になって就寝してから急に咳き込むようになり、何度も目が覚めました。
コホコホというか弱い咳ではなく、肺の空気を押し出すようなゲホン!ゲホン!という激しい咳でした。
家族を起こさないように、一人寝室から離れてリビングで寝たのに、それでも咳の音で娘が起きておびえて泣いてしまったぐらいです。
そうした激しい咳の発作に襲われた翌日、再びあのみぞおち周辺の筋肉痛が発生したのです。
咳の時には、呼吸時以上に横隔膜が勢いよく収縮して空気を押し出します。
それによって咳が続くと腹部が筋肉痛になることがあるようです。高齢の方などは横隔膜にひっぱられて肋骨が骨折してしまうこともあると言います。
私の場合も、ばっちりこれにあてはまりますね。
つまり咳の翌日も横隔膜の筋肉痛が発生したわけです。
これがつい先日のレース後の筋肉痛と、痛む場所もその感覚もかなり類似していたんです。
で、今度は原因も明確。
ということは、やはりレース中のさし込み、およびレース翌日の筋肉痛も、原因は横隔膜と考えてほぼ間違いないでしょう。
前回、今回とペースダウンの原因となった腹痛の原因が判明したことは、けがの功名と言ってもいいですよね。
■原因判明はいいものの、対策はどうする?
はい、原因がわかっただけでは仕方がありません。
今後、なるべく同じ症状が起きないようにするためにはどうしたらいいか考えなくてはいけません。
いますぐ「ズバリこれで解決!」とはいきませんが、自分なりに現時点で考えられる対策を挙げておきましょう。ここから考察を深めていくということで。
(1)適正ペースで走ればよい?
まぁ、原因は結局オーバーペースで酸素供給が間に合わなくなったからなので、もう少しペースを落として走ればさし込みが起きないはず。
うーん、まぁそれはそうなんですけど、タイムを上げるために何ができるか考えなくてはいけないので、こういう後ろ向きな解決法は却下。
(2)呼吸法を工夫する
書いてはみたものの、まだ自分でも漠然としています。
呼吸は大きく分ければ、肋間筋によって胸郭を伸び縮みさせる胸式呼吸と、横隔膜の上下運動による腹式呼吸があります。
巷では兎にも角にも腹式呼吸がおすすめ、といった風潮がありますが、私は素人考えながら運動中は胸式呼吸の方が適しているんでは?と思い、逆に腹式呼吸を遠ざけていた節があります(「ランニングで肩が力む、その理由と対策ひらめいた!」参照)。
おまけに胸式呼吸は交感神経のスイッチを入れ、逆に腹式呼吸は副交感神経のスイッチを入れてリラックスさせる、という今ひとつ根拠は示されず流布している情報を耳にしたため、じゃあなおさらレース中は腹式呼吸にしちゃだめなじゃないか、と思い込んだことも理由のひとつです。
しかし、使わなければ筋肉も硬くなります。両方の呼吸をきちんと取り入れることで、バランスよく筋肉が使われ、結果的にしなやかさが保たれるのかもしれません。
もしかすると、腹式呼吸を怠って柔軟性がなくなっていた横隔膜が、レース中に無理矢理動かされたために引き攣り気味になった可能性だって考えられます。もう少し横隔膜に柔軟性があれば、さし込みは起きなかったかもしれません。現時点では、あくまで推測ですが。
そういう意味では、横隔膜の日常的なストレッチをもっとやってもいいかもしれませんね。やり方はネットで調べると色々出てきます。
(3)呼吸筋を鍛えるアイテムに手を出す
言わば最後の手段。
いままで、今ひとつ眉唾で広告をみていたアイツが急に気になってきました。
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横隔膜などの呼吸筋を効率的に鍛えることができるとうたわれていて、運動能力の向上、そして歌唱能力の向上が期待できるようです。なんだか、見た目のチープ感が気になるなんですよね…。
で、あらためて値段みたら結構お高いのね。
うーん、だまされたと思ってやってみてもいいか。
これで、レース終盤のさし込みがなくなり、ペースダウンが防げるならむしろ安いものですけど…。
うむむ、悩むな。ま、もし買ったらきちんと報告しますので(アイテムの用途的に妻の了解が得られる気がまったくしないので、買うならこっそりだな)。
あ、もしパワーブリーズ経験済みの人がいたら効果のほどを教えてくださいませ。
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