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[再録]2012昭和記念公園トライアスロン(炎のスイム編) [レース]

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この記事は2012年の昭和記念公園トライアスロンのレースレポートです(旧ブログの記事を加筆修正して再録)。


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書き出してみたら、スイムのスタートまでにだらだらと書き連ねてしまい失礼しました。

さぁスタート時間となりました。

同じ組の一団でプールに入ります。はぁドキドキ。
プールは周回コースを2周とちょっと泳ぎます。

思えば、一年前のこの大会が私のトライアスロンデビューでした(突如回想モードに入ります)。その頃はすでに半年近く、自分なりにプールに通って練習していた私でしたが、ほろ苦い記憶だけが残っています。
自分が遅いのはよく分かっているから、無理に張り合わないようにしよう。一周ぐるりの周回コースだから、とにかく内側の壁に沿って泳いでいれば無駄なく一周できるだろうと、考えてスタートした一年前の私でした。内側、内側と右手にプールの壁を見ながら泳いでいると、「コース外れてるよ」と監視の人にとめられました。え?と慌てて立ち上がると、実はこのプール、写真のように脇道があったのです。大回りしなきゃいけないところを、ショートカットしようとしたような感じですね。そんなこと、陸から見ればすぐ分かりそうなものなのに、やはりテンパっていたんでしょうね。
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あわわ、やばいやばいと正規のコースに目を向けると、ガーン!全員先に行っている…。正真正銘のビリになっていました。自分が遅いとは知っていましたが、本当のビリになることは予想していなかったので、あわてまくり。心臓がばくばく。パニックです。あたふた水に飛び込んで泳ぎ始めましたが、呼吸が完全にあがっているため息が続かず、すぐに立ち上がってしまいます。プールでよかった…。海なら完全におぼれてましたね。
プールサイドで応援してくれていた妻も、集団がわーっと泳いできて私の姿が見当たらず、あぁいっぱいいて見つけられなかった、なんて思っていたところ、まさかのはるか後方から私が泳いできて驚いたそうです。いやはや。
泳いでは立ってハァハァ。泳いでは立ってハァハァ。同じように止まって立つ人も出てきて、ビリではなくなりましたが限りなくそれに近い順位でした。ほとんどトランジションにバイクが残っていなかったのを覚えています。
というのが、一年前の私の散々なスイムでした。

あれから一年間、自分なりに練習を続けてきました。一回だけトータルイマージョンスイムのレッスンも受けました。行きつけのジムのプールでは、突如現れたスイマーオジサンが専属コーチとなってダメ出しをしてくれました。
だから、今回は750mを泳ぎ切る!
これからもっと長い距離のトライアスロンを目指すのだから、これぐらいの距離はプールとは言え脚をつかずに泳ぎ切ってみせる!それが自分に課した大きな大きな目標でした。

「スタート一分前!」

スタートのテープが張られます。自分は前に陣取っても邪魔をしちゃうだけなので、後ろの方に位置しました。タイムではなく、あくまで自分との戦いですから。でも、みんな結構詰めてくるんですね。こんなギュウギュウじゃまともに泳げないのでは、と思うのですが。なんて考えてる間に「30秒前」のコール。スタッフの人が「気合い入れていきましょう!(的な発言。よく覚えていない)」と叫び、こちらも「ウォー!」と叫び返し、気合いを込めた拍手で自らを鼓舞します。

「スタート!(だかホイッスルだったか、これまたよく覚えていない…)」

一斉に泳ぎ始めます。さぁ覚悟を決めて、私も突入です!
案の定、コースは人でギュウギュウです。目の前では脚がバタバタ。左右からは手がグイグイ。おぉ、これがトライアスロン名物のバトルっちゅう奴か!なぜかテンションが上がる私です。
多分実際はかなりマイルドなバトルだったと思います。だって上から乗っかられたり、脚をつかまれたり、ぶん殴られたりするっていうじゃないですか、本当のバトルって。それに比べると、単にお互い体をこすり合わせてるぐらいだったので、特に問題はありませんでした。でも実はここで一回脚を着いてしまいました…。人が多くて、本当にこっちの方向でいいのか不安になってきてしまい。でも、苦しくなってとか疲れて立ったわけじゃないので、これはノーカウントです。そういうことにして下さい。
しばらくして少しずつ人もばらけてきて、泳ぎやすくなりました。まだスタートしたばかりですが、とりあえずそんなに周りから遅れているような感じはしません。まぁ先頭の速い人たちはきっとはるか先に行ってしまったことでしょうが。

とりあえず周りと同じペースで泳げていることにうれしくなった私でしたが、むむ早速肩が重くなってきたぞ…。おかしい、練習でもこんなにすぐに肩に乳酸がたまってくるようなことは無かったのに。
自分の泳ぎをあらためて意識して分かりました。まったく伸びの時間がなく、ひたすら手を回していたのです。とりあえず集団に着いていきたい、という焦りから余裕の全くない泳ぎになっていたようです。
そこで、エントリーしたらすっと手足を伸ばし、水を滑る時間を作りました。その間は休めます。掻いて、伸びて~、掻いて、伸びて~。息継ぎも効率は悪いかもしれませんが、1ストローク毎に呼吸をするようにして、リズムを作るようにしました。しばらくすると、肩の重みが消え、やや楽に泳げるように。この切り替えができるようになっただけでも、自分としては成長したなぁと自画自賛してました、水の中で。
特にそれでペースが落ちたわけでもないようで、近くの人たちと抜いたり抜かれたり。時々立ち上がる人も出てきて、そうするとスーッと抜かしていきました。よしよし。自分との戦いだ、とか言っておきながらやっぱり抜かせば調子に乗りますし、抜かれるとくそっと思ってしまう自分がいますね。
ふと泳ぎながら、陸に目をやると妻の姿とともに、いつの間にか母が現れていました。どうやら遅れてやってきた模様。暑いのに悪いなぁなんて思う余裕はありませんでしたが。

ばらけてきたとは言っても、横幅に限りがあるプールなのでところどころで人とぶつかります。それにしても、よくぶつかるなぁと思っていたのですが。
周回コースとは言っても、実は結構くねくね曲がっているので、時々ヘッドアップして前を見なくてはいけません。で、顔を上げて前を見るたびに、全然違う方向に進もうとしていたことが分かり、あわてて方向転換ということが続きました。
もしかして、私、まっすぐ泳げていない?
普段プールで泳いでいると、底にはラインも引いてありますし、碁盤目状にタイルが貼ってあるので、曲がることなんてありませんでした。しかしこのプールは当然底に進行方向が書いてあるわけではありませんし、くねくねと曲がっています。後で妻や母には「あんた何であんなあっちこっち泳いでたの?相当無駄な距離泳いでたよ」と言われました。やっぱり…。
よく人にぶつかるなぁと思っていましたが、当然ですね。正しい方向に泳いでいた人たちに、私が横切るようにぶつかっていただけのようです。本当にすいません…。迷惑かけちゃいましたね。ぶん殴られなくてよかったです。

そうこうする内に、2周目も終了。あとは1/3周先でスイムアップです。ゴールが見えてきました。目標だった750m完泳がもう少しで達成できそうです。
おりゃー、この時ばかりはグイグイ掻きました。後で母には「あんた何で最後あんなにバタバタしてたの」と冷たく言われました。なるほど、どうやら本人が思っていたようには、ペースアップしていなかったようです(苦笑)。

兎にも角にも、たどり着きましたよ!栄光のスイムアップです。もはや私の中で、レースの大半が終わったと言っても過言ではありません。大いなる達成感に満たされながら、陸に上がりました。
と、同時に気づきました。

あ、脚がだる重だ!!

そんなやばい状態で怒涛のバイク編に突入です。やはりスイムは書きたいことがありすぎて、またまた長くなってしまいました。続く、ということで。

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